2月11日(祝) 東京両国のファッションセンタービル内の KFC Rooms にて、AUGIjp の公式イベントである「WorkShop TOKYO 2012」を開催しました。
会場には 100 名を超える参加者が足を運び、参加者の熱気で途中、暖房の温度を下げるほどでした。
当日は昨年の京都でテストした Ustream のハイビジョン放送にてライブ中継を実施し、Ustream 総視聴カウント 495、会場参加 104 名が、AutoCAD のスキルアップを目的に本イベントに参加しました。
今回も半数以上が、AUGIjp のイベントに初めて参加をする方で、Ustream 中継や SNS、ブログなど近年の新しい取り組みによって、ユーザの輪が着実に広がっていることを実感できました。
実践テクニックを学ぶには、実際にやってみることが一番です。スポンサーとして協賛頂いた、DELL 様、ELSA 様のご協力により、10 台の実機を用意してのハンズオンでしたが、参加希望者が非常に多く、3つのハンズオンセッションいずれも、抽選で受講者を決定させて頂きました。
セッションに参加した受講者からは、「もっと時間が欲しい」との声も多く聞かれました。今回のハンズオンセッションは、カスタマイズや 3D 入門など、バラエティに富む内容だったと思います。こういったユーザのニーズに合わせたセッションを企画できるのも、ユーザによって運営されているAUGIjp ならではだと思います。
ハンズオンセッションでは、理解を深めてもらえるよう、数名がアシスタントとして受講者のサポートを行いました。
LTでもできる!AutoCAD カスタマイズ入門
講師 : o_hasegawa ( AUGIjp )
VLISP EDITER 入門
講師 : まるちゃん。( AUGIjp )
仕事で使える!AutoCAD 3D 超入門
講師 : 芳賀百合 ( AUGIjp )
昨年に引き続き、今回も2会場を使っての並行セッションを実施しました。
参加するユーザのレベルや業種は様々。初心者から上級者まで楽しんでもらうために今回もユーザが選択できる形としましたが、「選択に悩む!」といった嬉しい悲鳴も、多数の参加者から聞くことができました。
AUGIjp とだやん☆による「AutoCAD コマンドの威力(Best20)」では、日常業務に役立つコマンドの使い方を紹介。会場の参加者からも質問が多数飛び交い、参加者との対話型でセッションが進行しました。
AUGIjp 芳賀百合による「ダイナミックブロックを使ってみよう!」では、ダイナミックブロックの応用によって、業務にどう活かせるかをフィールドや拘束の機能を取り入れた活用方法を紹介。
オートデスク株式会社 清水氏による「図面を見ればスキルが見える」では、図面の分析によって分かった、業務における作業の無駄や効率的な AutoCAD の活用方法などが紹介された。
WorkShop TOKYO 2012 アジェンダ
9:30 ~ | 受付 | |
10:00 ~ 10:10 | ご挨拶 AUGIjp代表 玉田謙二 | |
10:30 ~ 11:15 | AutoCAD コマンドの威力 (Best 20) AUGIjp とだやん☆ | LTでも出来る!AutoCAD カスタマイズ入門 (ハンズオン) AUGIjp o_hasegawa |
11:30 ~ 12:15 | ダイナミックブロックを使ってみよう AUGIjp 芳賀百合 | VLISP EDITER 入門 (ハンズオン) AUGIjp まるちゃん。 |
12:20 ~ 12:35 | スポンサーセッション 日本AMD株式会社 滝川 和彦 様 デル株式会社 植木 ゆみ 様 | |
13:30 ~ 14:15 | AutoCAD/LT :図面を見ればスキルが見える! - APEプログラムの800枚の図面分析でわかったこと - オートデスク株式会社 清水卓宏氏 | 仕事で使える!AutoCAD 3D 超入門 (ハンズオン) AUGIjp 芳賀百合 |
14:20 ~ 14:40 | スポンサーセッション レノボ・ジャパン 田中 秀明 様 エルザジャパン 本間 延孝 様 | |
14:50 ~ 15:50 | AUGIjp O1グランプリ | |
14:50 ~ 15:50 | 第1回 業種別座談会 | |
16:50 ~ 17:30 | Autodesk ユーザフォーラムのご紹介 オートデスク株式会社 宮川 勇一 氏 |
WorkShop TOKYO 2012 ではスポンサー各社による新製品情報などの紹介が行われ、セッションや実際の展示機器に触れ、新製品の情報を収集するユーザの姿が見られました。
プラチナスポンサー 日本 AMD 様+ DELL 様による「FirePro Professional GRAPHICS のご紹介」と、「DELL Precision FirePro 搭載製品のご紹介」。
日本 AMD 様より AutoCAD に最適なグラフィックスカード FirePro の紹介がされた後、DELL様より AMD FirePro の搭載ワークステーション製品のご紹介がありました。
レノボ・ジャパン様より、「Think Station のご紹介」では、製品紹介と合わせ、AUGIjp によるハードウェアプロジェクトとして取り組んでいる性能評価のコメントが掲載されたホームページの紹介もありました。
エルザ・ジャパン様による1台で複数台として使用できる最新の仮想技術「Parallels Workstation Extreme」の紹介が実機を使って行われました。
ユーザ参加型のイベント、それが WorkShop です!
「一方的に講演を聴くだけでなく、ユーザが参加する」それが、AUGIjp WorkShop のコンセプトでもあります。
今回の WorkShop では、「業種別座談会」や、毎回好評の「O1グランプリ」といったユーザ参加型のセッションを企画し、ユーザの方が積極的に参加し情報交換やオペレーションテクニックを学びました。
全員が参加しての O1グランプリ
ゲーム的要素を盛り込んで行われた O1グランプリ。
競技出場者がどの様に図形問題を解くのか?また観戦者は自分ならどう解くか?を考えながら全員で図形問題にチャレンジ。オペレーションテクニックの発見につながります。
ユーザが相談できる機会を提供
参加者の業種別に分かれて行われた「業種別座談会」業界特有のCADの使い方や問題点などを参加者同士で相談する貴重な時間となりました。
100 名を超える参加者が集まった今回の WorkShop TOKYO 2012 ですが、申し込みは 120 名近くありました。しかし、インフルエンザの大流行により体調を崩され、キャンセルの連絡を頂いた方が数名いらっしゃいました。「楽しみにしていたのですが残念です」といったメールを下さった方もいて、東京では年に1回のこのイベントを楽しみにしてくれているユーザが多数いることを改めて痛感しました。
多数の来場者に運営側もバタつく場面もありましたが、今回の反省も踏まえ、実施時期や内容についても見直していきたいと思います。
次回の開催地と時期は決定次第、ホームページ上でお知らせします。お楽しみに!