2019.03.02 Sat

WorkShop KANSAI 2019 開催レポート

AUGIjp WorkShop 関西・2年ぶりの開催!

2月2日(土)大阪駅直結のグランフロント大阪 タワーAにて、AUGIjp主催の「WorkShop KANSAI 2019」を開催しました。
2017年から2年ぶりの関西開催にもかかわらず、エントリーは東京以外で初の100名を超え、当日は約90名が BIM360 , Forge , VR から BIM/CIM・製造設計・AutoCAD の基本的な使い方など、幅広いセッションや展示にて【学びと交流の場】である WorkShop を楽しみました。

【開会前の会場の様子】

AutoCAD の基本や3Dだけじゃない。
BIM360 , Forge , VR から BIM/CIM まで幅広いセッション!

今回は2つの会場で2トラック構成のセッションを組み立て、特別に複数のユーザが同一のVR空間に入ることができる Holodeck 体験の特設会場を設置いたしました。
当日のアジェンダと各セッション内容をトラック毎に報告します。


※各セッションの資料は、、AUGIjpコミュニティサイトよりダウンロードできます。
※セッション名はセッション動画とリンクしています。(公開がない動画もございます/O-1グランプリは紹介動画・ページです)

開始時間
終了時間
メイン会場サブ会場
10:00
10:30
オープニングセッション

主催者並びにオートデスクからのご挨拶・ご案内
会場のセキュリティ等注意事項についてのご案内
10:40
11:30
Autodesk BIM 360の概要紹介

オートデスク 大浦誠 氏
iLogicに挑戦〜Inventorで簡単カスタマイズ〜(ハンズオン)

メニックス 丹羽博之 氏
11:40
12:40
ランチタイム(昼食付)

ゴールドスポンサーセッション

エムエスアイコンピュータージャパン株式会社 様

年間スポンサーセッション

SB C&S株式会社 様
12:40
13:30
設計と施工/製造をつなぐ - Revit、BIM360、Robot を使って

アド設計 鈴木裕二 氏
AutoCADで作った3DモデルをNavisworksで活用(ハンズオン)

オートデスク 大浦誠 氏
13:40
14:30
AutoCADからCIMへ

AUGIjp 星野和実
誰でもできるAutoCAD(ハンズオン)

AUGIjp 金武利彦
14:40
14:55
プラチナスポンサーセッション

株式会社日本HP 様+インテル株式会社 様
15:00
15:50
AutoCADで3Dモデルを作成する7つ道具

AUGIjp 芳賀百合
16:00
16:50
O-1 グランプリ 観戦会場O-1 グランプリ 競技会場
16:50
17:30
クロージングセッション

質疑応答
Autodesk University 2018報告
ノベルティじゃんけん大会
主催者並びにオートデスクからのご挨拶
18:30
20:30
懇親会(会費別途)

旬和食ダイニング 花椿にて開催
会費:4,000円

【メイン会場-1】Autodesk BIM 360 の概要紹介:オートデスク 大浦誠 氏

オートデスク 大浦氏より、クラウド製品である BIM360 (ビム・スリーシックスティ)製品の概要を説明いただききました。
ドキュメント管理の BIM360 Docs では、設定した領域から自動で図面内容を抽出したり、BIM360 Glue では、Revit だけでなく AutoCAD の3Dモデルとの干渉チェックを行ったり、BIM360 Rayout では、現場での墨出しが可能であることなどを分かりやすく説明いただきました。
また実際に iPhone からクラウドにアクセスしてのデモでは、現場でも十分活用できそうという印象を受けました。

【メイン会場-2】設計と施工/製造をつなぐ - Revit、BIM360、Robot を使って:アド設計 鈴木裕二 氏

毎回大好評のアド設計 鈴木氏のセッション、今回は「つなぐ」をテーマに話していただきました。
構造設計者そしてユーザの立場から、構造計算ソフトから Revit へデータを「つなぐ」様子を、使用例なども交えて解説していただきました。
Revit だけでは実務設計に対応できない部分に関しては、独自のソフトを開発されて対応されているなど、実務に即したお話もたくさんうかがうことができました。
また、Revit で作成したモデルから、Robot Structural Analysis を使って、構造解析を行う例が紹介された際には、会場から興味深げな声が聞かれました。

【メイン会場-3】AutoCAD から CIM へ:AUGIjp 星野和実

CIM で使用する Civil3D , Navisworks , Infraworks を使った事例案件を、CIMモデル作成者側の目線で紹介いただきました。
すべてを詳細にモデリングするのではなく、必要最小限の詳細度で、いかに軽く・速くモデルリングを完了するかが今後の課題とのことです。

【メイン会場-4】AutoCAD で3Dモデルを作成する7つ道具:AUGIjp 芳賀百合

AutoCAD で3Dモデルを作成する7つ道具(ワークスペース、オプション、3D画面表示、オブジェクト選択、オブジェクトスナップ、UCS、外部参照)について、2D作図でも利用可能な手法を交えながら、紹介していただきました。
このセッションを受講すれば、すぐに3Dのモデリングができそう!という声も聞こえました。


【サブ会場-1】iLogic に挑戦? Inventorで簡単カスタマイズ:メニックス 丹羽博之 氏

セッションを始める前から「 iLogic って何?」、「アイロジックって言えばいいの?」といった感じで全く Inventor に触った事ない方からの挑戦もありましたが、スタッフの方のフォローもあり、無事に皆さんがゴールまでたどり着くことが出来ました。
「効率化の為のカスタマイズも、こんなに簡単に作成する事が出来るんだ」と納得いただけたハンズオンセッションになりました。

【サブ会場-2】AutoCAD で作った3Dモデルを Navisworks で活用:オートデスク 大浦誠 氏

AutoCAD の3Dモデリング操作と、作成した3Dモデルを Navisworks に読み込み、さらには簡単なアニメーションの作成まで、をなんと1セッションで突っ走るハンズオンでした。
データが大変わかりやすく、テキストもあったので全員が時間内にゴールにたどり着けました。
AUGIjpのスタッフからは、この内容をこの時間内で終了できるのは大浦氏しか居ない!と絶賛の声があがっていました。

【サブ会場-3】誰でもできる AutoCAD:AUGIjp 金武利彦

今回初の試みとして行った、AutoCAD 超初心者の方々に向けたハンズオン。
AUGIjp スタッフ芳賀百合(著)「もっとやさしく学ぶ AutoCAD LT」 の内容をスローペースで解説しましたが、思いのほか優秀な方々が揃っていたので、スタッフのサポートもほぼ必要ないほど順調に進めることが出来ました。
「超初心者」向けのため、画面構成など基本的なことが中心でした。
参加者からはちょっと物足りないとの声も聞こえたので、次回はもう少しレベルを上げた内容ができればと考えています。


お昼だって学びと交流の場!

ランチタイムセッションでは、SB C&S株式会社様による事例紹介で、応用技術株式会社様による最新の Autodesk ソリューション BIM360 , Forge の具体的な事例の紹介をいただきました。
また、VR , ゲーミングPCで有名なエムエスアイコンピュータージャパン株式会社様からは、モバイル製品の紹介があり、ハイパワーなモバイルワークステーションの紹介をいただきました。
昼食後は、各社ワークステーションや HoloLens を使ったVRコーナーに行列ができるほどでした。


好評のイベントO-1グランプリ!

ユーザ参加型のイベント、WorkShop らしいコーナーである「O-1 グランプリ」。
今回も、優勝者は次回のワークショップ東京にご招待!ということで、白熱した戦いが繰り広げられました。
関西の某有名土木技術者様をはじめ、歴代チャンピオンが参加し問題もエスカレート。
禁断のエクスプレスツールが登場するなど、非常に面白い戦いを見ることができました。

Autodesk University 2018報告・じゃんけん大会・クロージング

2018年11月13日(火)~15日(木)にアメリカ・ラスベガスにて開催されたイベント「Autodesk University 2018」にAUGIjpも参加しましたので、報告の場を設けさせていただきました。
じゃんけん大会では、スポンサー様ご提供のノベルティ、エクスナレッジ様ご提供のAutoCAD関連の書籍、 Autodesk University 2018のお土産などを勝者にプレゼント!
そして、なんと!オートデスク株式会社代表取締役社長 織田氏より参加者へ感謝のスピーチをいただきました。


スポンサーセッション

今回の WorkShop に協賛いただいたスポンサー7社による展示/新製品紹介が行われ、実際の機器に触れたり、説明を聞いたりして熱心に情報収集する方も多く見られました。

【プラチナスポンサー】:株式会社日本HP+インテル株式会社 様

今回もVRスポンサーとしてご協賛いただきました。大人気の省スペースワークステーション Z2 Mini G4 Workstation と Autodesk製品についての説明をはじめ、ZBook Studio x360 G5 の紹介など、最新の製品情報を発信 していただきました。
展示ブースではZ2 SFF G4、Z6 SFF G4をはじめ、さらに軽量化した ZBook 14u G5 モバイルワークステーションが注目を集めていました。
VR体験コーナーでは、複数人が同一のVR空間にアクセスできる NVIDIA Holodeck を展示していただきました。

【ゴールドスポンサー】:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社 様

スポンサーセッションでは会社紹介・製造工場の案内・製品品質の話のほか、VRに最適なマシンの説明がありました。ゲーミングマシンで有名なメーカーですが、Quadro搭載の BIM/CIM、VR に最適なマシンをご紹介いただきました。

【シルバースポンサー】:レノボ・ジャパン株式会社 様

超小型ワークステーション P330Tiny の展示と、超軽量モバイルワークステーション ThinkPad P1を実際に触ることができました。どちらも軽量で小型ですが、BIM/CIM モデルのエントリー程度は軽く処理できる性能があり、参加者を驚かせていました。

【シルバースポンサー】:株式会社マウスコンピューター 様

最新の法人向けスリムデスクトップPCと、最新の NVIDIA Quadro グラフィックスを搭載したモバイルワークステーションを、実際に体験することができました。
毎度おなじみの乃木坂46のパネルは、今回も大好評でした。

【シルバースポンサー】:応用技術株式会社 様

オートデスクのクラウドサービス Forge と、BIM/CIMモデルの事例紹介をご紹介いただきました。
Forge でできること、今後の可能性のほか、国交省のCIM案件をご紹介いただいたので、CIMの具体的な取り組み方を学ぶ良いきっかけになったと思います。

【年間スポンサー】:SB C&S株式会社 様

クラウドで BIM/CIM モデルを自動的にARデータを作成する、AR CAD Cloud と Microsoft HoloLens を使った道路のARデモを展示いただきました。手軽にARデータを作成できるということで、土木関係のユーザに大好評でした。


懇親会

懇親会は38名の方が参加し、AUGIjp会長・星野による乾杯の挨拶で楽しく開会いたしました。
オートデスクの織田社長・社員の方と情報交換する姿や、久々に大阪で再会したユーザ同士が楽しく話をしている姿が印象的でした。
さらに、マウスコンピューター様よりお台場チームラボのスペシャルチケットプレゼントもあり、あっという間の2時間でした。


編集後記

2年ぶりの大阪開催で初の大阪梅田。告知が多少遅れた事もあり、数日前まで参加者が伸びず初のガラガラ開催も覚悟ましたが、当日は約90名の参加をいただき本当に安心しました。
昨年から東京でも会場をお貸しいただいているマイナビ様の神対応と、理事・スタッフの手際の良さ、AUGIjpスタッフが開発してくれた受付システムのおかげで、混乱もなく開催できたことに感謝するばかりです。
参加者・スポンサー・AUGIjp理事・スタッフの「笑顔」「きらきらした目」「懇親会の飲みっぷり」がAUGIjpの存在価値だと再認識し、次回の 6/22(土)WorkShop TOKYO 2019 で、皆様と再びご一緒できることをとても楽しみにしております。

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