AUGIjp WorkShop NAGOYA 2018 名古屋始まって以来の人数!
2/24(土)名古屋・栄にあるナディアパーク国際デザインセンター 6Fにて、AUGIjp主催の「WorkShop NAGOYA 2018」を開催いたしました。
5年半ぶりの名古屋開催でAutoCADの基本操作からBIM/3D/VRの連携、ハンズオンといった幅広いセッションにて【学びと交流の場】であるWorkShopを楽しみました。
【開会前の会場の様子】
AutoCADの基本操作からBIM/3D/VR連携、AutoCADハンズオン等が盛り沢山!
今回は2つの会場で2トラック構成のセッションを組み立て、参加される方が選択して希望するセッションを受講できるようにしました。
また、もう1つの会場にはVR体験が出来るブースを設置いたしました。
当日のアジェンダと各セッション内容をトラック毎に報告します。
※各セッションの資料は、AUGIjpコミュニティサイトよりダウンロードできます。
※セッション名はセッション動画とリンクしています。(公開がない動画もございます/O-1グランプリは紹介動画・ページです)
※★はハンズオンセッションです。
開始時間 終了時間 | メイン会場 | サブ会場 |
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10:00 10:30 | オープニングセッション 主催者並びにオートデスクからのご挨拶・ご案内 会場のセキュリティ等注意事項についてのご案内 | |
10:40 11:30 | AutoCAD 初心者に使える機能紹介 AUGIjp 上溝牧子 | AutoCADとクラウド/モバイルの活用でできること オートデスク 大浦誠 氏 |
11:40 12:40 | ランチタイム(昼食付) VRスポンサーセッション 株式会社日本HP 大橋 様 ゴールドスポンサーセッション エプソンダイレクト株式会社 原 様 (各20分) | |
12:40 13:30 | BIMと構造設計と、お城 アド設計 鈴木裕二 氏 | ★ダイナミックブロックを作ってみよう(ハンズオン) AUGIjp 芳賀百合 |
13:40 14:30 | 2つのCADと3つのモデリング~3D立上げ成功のコツ、教えます~ AUGIjp Inventor&Fusion360勉強会/デジプロ研 太田明 | ★AutoCADで橋脚の3Dモデルを作ってみよう(ハンズオン) AUGIjp 榊友幸 |
14:40 15:30 | BIMとCADとVR AUGIjp 阿部秀之 | |
15:40 16:40 | O-1 グランプリ 観戦会場 | O-1 グランプリ 競技会場 |
16:40 17:30 | クロージングセッション 質疑応答 Autodesk University 2017報告 ノベルティじゃんけん大会 主催者並びにオートデスクからのご挨拶 | |
18:30 20:30 | 懇親会(会費別途) 和ダイニング つくね家 にて開催 会費:4,000円 |
【メイン会場-1】AutoCAD 初心者に使える機能紹介:AUGIjp 上溝牧子
CADオペ時代の経験から、初心者に伝えたい便利な機能を4つに分類し、実操作を交えて紹介しました。
スタッフとして初めての発表から緊張している様子でしたが、体系的に説明した分かり易い内容で、参加していた熟練者の方も頷いたり「知らなかった」等の声も上がるセッションとなりました。
【メイン会場-2】BIMと構造設計とお城:アド設計 鈴木裕二 氏
Revitがどこまで実際の設計に使えるのかを講演いただきました。
構造計算ソフトとの連携や実際の製作図にする場合の注意点やAutoCADとの使い分けなど、これからBIMへ取り組む方に非常に参考となったセッションだと思います。
またセッション後半ではご当地のシンボル、名古屋城の屋根をRevitの屋根オブジェクトとして作成する手法をご説明いただきました。
【メイン会場-3】2つのCADと3つのモデリング~3D立上げ成功のコツ、教えます:AUGIjp Inventor&Fusion360勉強会/デジプロ研 太田明
鈴木氏の名古屋城に続き、名古屋城の「しゃちほこ」をスマホから点群で作成する事例や、実際にInventorで作成した事例の紹介がありました。
また本題である3D立上げ成功のコツとして、プロセスを構築する重要性や取組み方の事例、各社の失敗事例など非常に参考になるセッションでした。
【メイン会場-4】BIMとCADとVR:AUGIjp 阿部秀之
Revit Liveやフリーソフトを使ったVRコンテンツの作成方法の紹介がありました。
セッション後半では、鈴木氏作成の名古屋城のRevitモデル、太田氏作成のしゃちほこのInventorモデルをVRコンテンツとして作成し、それぞれのモデルからの取り込み手法や不具合発生時の対処方法なども紹介しました。
セッション最後にはAutoCADやExcelのTipsの紹介もあり、内容盛り沢山のセッションとなりました。
【サブ会場-1】AutoCADとクラウド/モバイルの活用でできること:オートデスク 大浦誠 氏
AutoCADの図面やモデルデータをブラウザ上で閲覧したり、タブレット上で図面の表示や編集をしたり、クラウドやモバイルを活用することでどのようなことができるか、最新の情報を解説していただきました。
ForgeとMixed Realityのデモでは、オートデスクのクラウドサービスを利用することで、他社製品を含む様々な形式のCADデータの参照やMRコンテンツへの変換ができることを確認しました。
【サブ会場-2】ダイナミックブロックを作ってみよう(ハンズオン):AUGIjp 芳賀百合
ダイナミックブロックのアクションやコントロールの設定方法を、一つずつ動作を確認しながら作成する方法を教わることができ、初めてダイナミックブロックを作る方にも分かりやすく学ぶことができました。
オリジナルテキストも配布され、限られた時間でしたが非常に価値のあるセッションでした。
【サブ会場-3】AutoCADで橋脚の3Dモデルを作ってみよう(ハンズオン):AUGIjp 榊友幸
初めて3Dの機能を使われる方にも分かり易い内容で、ビューの方向を変える方法や、UCSコマンドによって作図する面や押し出しの方向を変更する方法から、複数のソリッドをブール演算のコマンドによって様々な形に変える方法を学びました。
今後AutoCADで3Dを作成する上での基本を知ることができました。
お昼だって学びと交流の場!
ランチセッションでは、株式会社日本HP様・エプソンダイレクト株式会社様により、最新のワークステーションについてお話いただきました。
休憩時間にはあちこちから楽しそうな話し声が聞こえ、「学びと交流」のイベントを楽しんでいただいている様子が伺えました。
また、スポンサー様のブースを見学する方が多数おり、ハードウェアへの関心が高まっていることを実感しました。
VRスポンサー 株式会社日本HP 様
http://www8.hp.com/jp/ja/campaigns/workstations/overview.html
最新のデタッチャブルワークステーションHP ZBOOK x2やVR体験コーナーでも使われている、背負えるワークステーションHP Z VR Backpackの紹介をしていただきました。
ブースでは小型デスクトップワークステーション Z2miniG3やO-1グランプリで使用しているZBook Studio G3など豊富なラインナップを直接選ぶことができました。
ゴールドスポンサー エプソンダイレクト株式会社 様
https://shop.epson.jp/pc/desktop/mr8000/?utm_source=augi&utm_medium=banner&utm_campaign=pc_agx&utm_content=mr8000_171100
Endeavor史上最高性能を誇る第8世代CPU搭載のハイエンドデスクトップPCEndevor Pro5900の展示および、エプソンダイレクト製品の理解が深まるセッションが開催されました。
AUGIjpでは、Endevor MR8000の機材評価を行いました。AutoCADはもちろん巨大なBIM・CIMモデルも十分に安定して動作することが確認できました。
レノボ・ジャパン株式会社 様
https://www.lenovojp.com/business/product/workstation/model/p320tiny/?utm_source=autodesk_hp&utm_medium=html&utm_campaign=ThinkStation_P320_Tiny
世界最小ワークステーションのP320 Tinyの展示をはじめ薄型モバイルワークステーションのP52s、省スペースデスクトップのP320SFFと3機種の展示をしていただきました。
AUGIjpでは、P320 Tinyの機材評価を行いました。安定した動作と通常のワークステーションと同等の処理能力を確認できました。
ファロージャパン株式会社 様
https://www.faro.com/ja-jp/
据え置き型3DレーザースキャナーのFARO LASER SCANNER FOCUSとハンディー3DレーザースキャナーのFAROR SCANNER FREESTYLE3Dの実機を展示いただきました。
実機とデータ処理方法も丁寧にご説明いただき、点群データが身近なものに感じられたという声も聞こえました。
大好評のイベントO-1グランプリ!
O-1 グランプリ 恒例のO-1グランプリは非常に高レベルの対戦になりました。
2回に分けて行われた予選ではいずれも接戦となり、誰が決勝に進んでもおかしくない状況でした。そして迎えた決勝戦も白熱した展開となりました。
最小限のコマンド数でスマートに作図する方もいれば、手間がかかってもコマンドを駆使してなんとか作図をする方もおり、観戦された方も色々な作図方法を知ることができ、新たな発見も多くありました。
Autodesk University 2017報告・じゃんけん大会・クロージング
2017年11月14日(火)~16日(木)にアメリカ・ラスベガスにて開催されたイベント「Autodesk University 2017」にAUGIjpも参加しましたので、報告の場を設けさせていただきました。
じゃんけん大会では、スポンサー様ご提供のノベルティ、エクスナレッジ様ご提供のAutoCAD関連の書籍などを勝者にプレゼント!
懇親会
懇親会は35名の方が参加し、AUGIjp副会長・星による乾杯のご挨拶で楽しく開会いたしました。
業種や職種が違ってもオートデスクソリューションという共通項があり、そこから輪が広がっていくのと参加者の皆様の笑顔を目にして、我々スタッフも「WorkShopを開催して良かった!」と実感する時間となりました。
編集後記
今回は5年半振りの名古屋開催で年度末という事もあり、期待と不安での開催でしたが、名古屋開催最多の申込者96名に対し、参加者・関係者あわせて総勢76名が集まりました。
今回はいつものWorkShopとは志向を変え、ストーリー仕立てのセッションという初めての試みをしましたが、色々な人から「面白かった!」の声をいただけたのが幸いでした。
講師の皆様には幹事の無茶ぶりに対応していただき、本当に有難う御座いました。
年度末の忙しい時期の中、ご参加の皆様からの「参考になった!」「楽しかった!」「また来たい!」という声と笑顔をとても嬉しく思った今回のイベントでした。
そんな皆様のご協力で成功でき、とても感謝しております。また、このようなWorkShopや勉強会を通じ、公式コミュニティ(SNS)などを利用したコミュニケーションの輪がどんどん広がっていくといいなと思っております。
次回は東京で開催する予定です。詳細が決まり次第、こちらのサイトなどでお知らせいたします。
皆様と再びご一緒できることを、とても楽しみにしております!