AutoCAD Migration Assistance
AutoCAD Migration Assistance には、次の移行ツールが含まれています。
- バッチ図面変換: 選択された一連の DWG ファイルの形式を AutoCAD R13J、R14、および AutoCAD 2000 シリーズ間で変換します。このユーテリティを使用するには、システム内に AutoCAD 2002 またはAutoCAD 2002 をベースとした製品がインストールされていなければなりません。
インストール
この製品は、AutoCAD 2002 がインストールされているPCへインストールして使用することができます。ただし、AutoCAD LT ではいかなるバージョンでも使用できません。
動作環境
Pentium プロセッサ
Windows 98、Windows NT 4.0、Windows 2000、Windows ME のいずれか
RAM 64 MB
5 MB のディスク空きスペース
1027 x 768 以上のディスプレイ
ポインティング デバイス (マウスまたはディジタイザ)
AutoCAD Migration Assistance ツールをインストールするには
- Migration Assistance をダウンロードし、Windows エクスプローラで migrsetup.exe を実行またはダブルクリックします。
注意: migrsetup.exeを実行した後、インストール画面が表示されるまで時間がかかる場合があります。
- ソフトウェア使用許諾契約を読み、同意します。
- プログラムをインストールする場所を指定します。
Migration Assistance は、既定の場所 (<acadpath>¥migration) にインストールすることを強くお勧めします。
- システムを再起動します。
ソフトウェアをインストールしたら、必ずシステムを再起動することをお勧めします。
判明している制限事項
バッチ図面変換
- 図面ファイルは「適宜」変換されるため、既定値のバックアップ ファイル オプションを使用するか、バッチ図面変換を実行する前にファイルのコピーを作成することをお勧めします。バックアップ コピーは、あらゆる自動バッチ処理を実行する前に作成してください。
- バッチ図面変換では、ファイルの変換時に、ファイルにアタッチされている外部参照 (xref) は自動的にロード、変換されません。xref ファイルは図面リスト内で明示的に命名されている必要があります。図面リストは、.bcl 拡張子のついたファイルとして保存でき、後でファイル名を追加することもできます。
- バッチ図面変換は、同時に複数のセッションを実行するとエラーが発生します。
- バッチ図面変換を実行すると、処理対象の図面からプレビューが削除されます。プレビューを復元するには、図面を AutoCAD で開いて保存します。
- ファイルが他のプログラムによって開かれていたり、使用されていたりすると、バッチ図面変換の画面でファイルのバージョンが「Unknown (不明)」と表示されます。
- バッチ図面変換を使用して AutoCAD 2000 図面を以前のバージョン(Release 13J または Release 14)の AutoCAD 図面に変換すると、データベース接続情報の一部が失われることがあります。この問題を回避するには、AutoCAD 2000 以降のバージョンで、SAVEAS[名前を付けて保存]コマンドを使用して Release 14 形式に保存します。これにより、AutoCAD 2000 の データベース接続情報が AutoCAD Release 14 の ASE データに正しく変換されます。