AutoCAD 2002/AutoCAD LT 2002 用 Service Pack 1 Readme
最終更新日: 2002 年 2 月 19 日
AutoCAD 2002/AutoCAD LT 2002 用 Service Pack 1
AutoCAD 2002 あるいは AutoCAD LT 2002 用 Service Pack 1 により、さまざまな要求や問題が解決されます。これらのサービス パックを使用すると、ご使用の製品の機能性が向上します。
この Readme では、これらのサービス パックのインストールと使用に関する最新情報を説明しています。ご使用の製品にサービス パックをインストールする前に、この Readme ファイル全体をお読みください。また、この Readme をハードディスクに保存し、必要に応じて印刷して内容を確認してください。
サービス パックを活用するために、次の情報をご確認ください。
このサービス パックを適用できる製品
このサービス パックは、日本語のオペレーティング システムで使用される日本語版 AutoCAD 2002 または AutoCAD LT 2002 用です。これ以外のバージョンの AutoCAD または AutoCAD Desktop 製品には、このサービス パックを適用することはできませんのでご注意ください。
製品の機能について特定の問題がある場合、このサービス パックで改善されている可能性があります。この Readme の「AutoCAD 2002/AutoCAD LT 2002 用 Service Pack 1 による改善の概要」をご覧ください。
サービス パックの種類
Live Update を使用してサービス パックを適用する場合、インストールされている製品の種別に応じて適切なサービス パックのバージョンが自動的にダウンロードされます。ただし、サービス パックを手動でダウンロードする場合は、次のガイドラインに従って正しいバージョンのサービス パックをダウンロードしてください。
- AutoCAD 2002 Service Pack 1
AutoCAD 2002 の製品版、Trial バージョン、Rental バージョンをお使いのお客様はこのサービス パックをご利用ください。
- AutoCAD LT 2002 Service Pack 1 (Commercial Version)
AutoCAD LT 2002 の製品版をお使いのお客様はこのサービス パックをご利用ください。
注: AutoCAD LT 2002 Service Pack 1 は AutoCAD LT 2002 の Trial バージョンをサポートしません。ご了承ください。
AutoCAD のインストールを修復する場合のご注意
このサービス パックをインストールした後、何らかの理由で AutoCAD のインストールを「復元」する必要がある場合は、次の手順で行ってください。
AutoCAD を復元するには:
- Windows の[スタート]メニューから、[設定]、[コントロール パネル]の順に選択します。
- [コントロール パネル]で[アプリケーションの追加と削除]をダブルクリックします。
- 次のいずれかを実行します。
- Windows 98、Windows Me および Windows NT の場合: [アプリケーションの追加と削除のプロパティ]ダイアログ ボックスの[インストールと削除]タブで、AutoCAD 2002 を選択してから[追加と削除]をクリックします。
- Windows 2000 の場合: [アプリケーションの追加と削除]ダイアログ ボックスで AutoCAD 2002 を選択して、[変更]をクリックします。
- Windows XP の場合: [プログラムの追加と削除]ダイアログ ボックスで AutoCAD 2002 を選択して、[変更]をクリックします。
- [AutoCAD 2002 セットアップ]ダイアログ ボックスの[アプリケーションの追加/削除]で[再インストール - AutoCAD 2002]を選択して、[次へ]をクリックします。
- [AutoCAD 2002 セットアップ]ダイアログ ボックスで、[AutoCAD 2002 のインストレーションのエラーを修復]を選択します。
注意: このオプションを選択した場合、既定値でショートカットも修復されます。ショートカットを修復しない場合は、該当するチェック ボックスをオフにしてください。
- [AutoCAD 2002 セットアップ]ダイアログ ボックスの[インストレーション開始]で、[次へ]をクリックするとインストールが開始されます。
- [ファイルのバックアップ]ダイアログ ボックスで[次へ]をクリックすると、すべてのファイルのバックアップが自動的に作成されます。または次のいずれかを実行します。
- [バックアップするファイルを選択してください]の一覧で、[すべてクリア]をクリックします。[Ctrl]キーを押しながらバックアップするファイルを 1 つずつ選択して、[次へ]をクリックするとファイルがバックアップされます。
- [バックアップするファイルを選択してください]の一覧で、[すべてクリア]をクリックします。[Shift]キーを押しながら必要なファイルを範囲で指定して、[次へ]をクリックするとファイルがバックアップされます。
- [AutoCAD 2002]ダイアログ ボックスでコンポーネントが追加された後、[完了]をクリックします。
- 画面で指示された場合は、コンピュータを再起動します。
一般的な注意事項
このサービス パックを適用した後で、アップデートされたファイルをアンインストールして元に戻すことはできません。そのため、サービス パックによって上書きされるすべてのファイルのバックアップを行うことをお勧めします。バックアップを手動でインストールし直せば、必要なときに AutoCAD 2002 または AutoCAD LT 2002 のサービス パックを適用する前の状態に復元できます。
サービス パックのインストール中、ご使用になっていたユーザ プロファイルは <Unnamed Profile> に戻されます。また、acad.mnu、acad.mns、acad.mnr、acad.mnl、acad.mnc ファイルは再コンパイルされます。したがって以前のユーザ プロファイルの一部であるカスタマイズされたツールバーやメニュー項目は失われることになります。ただし、サービス パックのインストール後、名前の付いた元のプロファイルに戻すことは簡単です。しかし、メニュー設定を確実に復元するために、インストールする前にはカスタマイズされたメニュー ファイルはすべてバックアップしておくことをお勧めします。「重要: ファイルのバックアップに関する情報」を参照してください。
更新中は、ダウンロードの進行状況は表示されません。
このサービス パックのインストール情報をネットワーク ユーザに通知する必要があるものの、Live Update の通知機能をオフにしている場合は、AutoCAD Today ウィンドウの[掲示板]を使用してください。
AutoCAD 2002/AutoCAD LT 2002 用 Service Pack 1 による改善の概要
一般的な問題
- 図面を切り替えると不意に発生していたクラッシュが解決されました。
- 機能しない[Redspark]アイコンとリンクが、標準の AutoCAD のダイアログ ボックスから削除されました。
- アクティブなビューポートが[現在]に設定されている場合、ハイライト表示されるようになりました。
- 小さな 3D ジオメトリ フィーチャで、エッジの小分割が細かくなりました。
- プロキシ オブジェクトを分解した場合に、重複したテキスト オブジェクトになることがなくなりました。
- OLE オブジェクトのフレームが、挿入されていないレイアウトに表示されることがなくなりました。
- メートル単位の図面で、マークアップ テキストの尺度が正しく表示されるようになりました。
- フリーズまたはオフになっている画層のビューポートでオブジェクトを一覧表示する場合に、テキスト ウィンドウのちらつきがなくなりました。
- 小さな円弧を DWF 形式に出力する場合、円に変換されることがなくなりました。
- AutoCAD Release 12 の DXF ファイルを読み込む際に、ハンドル番号が変更されることがなくなりました。
- DTEXT[ダイナミック文字記入]コマンドから割り込みの画面移動またはズームを実行した場合に、フェイタル エラーが発生することがなくなりました。
- ライセンス エラーが不意に生じていた問題が解決されました。
ディジタイザの問題
- タブレットを位置合わせする際に発生する[選択]ボックスの誤りが改善されました。
- Wintab ドライバを使用する際、カーソルが不意に移動することがなくなりました。
- あるディジタイザを使用する際に、クリックするたびにコマンドが 2 度実行されることがなくなりました。
- あるディジタイザで、パックの第 2 ボタンによりクリックしたポイントがランダムに実行されることがなくなりました。
寸法の問題
- ビューポートで画面移動した後、座標寸法の値が変わることがなくなりました。
- 再び関連付けられた半径の寸法で、不正な値が表示されなくなりました。
印刷の問題
- PostScript ドライバで、使用できる用紙サイズの制限がなくなりました。
- PostScript ドライバを使用して 48 インチ ロールを選択した場合に、「プロッタを追加」ウィザードでクラッシュすることがなくなりました。
- ネストされた外部参照を含む DWF 形式の図面に出力する場合の機能性が向上されました。
[開く]または[保存]の問題
- OLE オブジェクトを含むレイアウトをコピーしてから[元に戻す]を実行し、画面を保存した場合に、AutoCAD がクラッシュすることがなくなりました。
- ある状況で[開く]ダイアログ ボックスを使用する場合に、[探す場所]の一覧が空白になることがなくなりました。
隠線処理の問題
- HIDE[隠線処理]コマンドを使用した後、3D ソリッドのエッジを選択できるようになりました。
- HIDE[隠線処理]コマンドを使用した後、寸法ジオメトリにスナップできるようになりました。
- HIDE[隠線処理]コマンドを実行した後寸法ジオメトリにスナップした場合に、フェイタル エラーが発生することがなくなりました。
- HIDE[隠線処理]コマンドを実行した後、寸法が白く表示されることがなくなりました。
外部参照の問題
- ある外部参照をバインドした場合に、システム障害が発生することがなくなりました。
- VBA スクリプトを含む外部参照で編集を行う際に、アクセス違反になることがなくなりました。
- ハッチングを含む外部参照がある図面を閉じるた場合に、クラッシュすることがなくなりました。
Live Update の配置に関する情報
ネットワークで AutoCAD を使用している場合、インストールの際 AutoCAD Today ウィンドウに Point A からの Live Update 情報は通知されません。このため、インターネット ブラウザを使用して更新された情報を Point A サイトからダウンロードし、各ワークステーション上で適用する必要があります。
更新中は、どのクライアント コンピュータにおいても AutoCAD が起動されていてはいけません。起動中のクライアントが存在すると、サーバ上のインストレーション イメージは損傷を受けることがあります。
更新は、まず最初にアドミニストレータ マシン(ネットワーク配置をインストールしたコンピュータ)に行うことを強くお勧めします。アドミニストレータ マシンへの更新が終わった後、クライアント システムの更新を行います。すべてのクライアントに対する作業が終わってから AutoCAD を起動してください。
更新中、製品のインストール CD またはネットワーク配置に関するプロンプトが表示されます。すべてのコンピュータは、ネットワーク配置が格納された場所に接続されていることが必要です。ネットワーク ツリーの更新が完了した後、新しく設定した各クライアントに対して更新を行ってください。
重要: ファイルのバックアップに関する情報
このサービス パックにはアンインストール プログラムがありません。そのため、サービス パックによって上書きされるすべてのファイルのバックアップを行うことをお勧めします。バックアップをインストールし直せば、必要なときに AutoCAD 2002 または AutoCAD LT 2002 のサービス パックをインストールする前の状態に復元できます。
このサービス パックをインストールすることにより、製品およびインストールの種類に応じて、 AutoCAD 2002 または AutoCAD LT 2002 のファイルが更新されます。更新されるファイルおよびディレクトリは次のとおりです。
インストレーション ディレクトリ(既定値では c:¥Program Files¥AutoCAD 2002)で更新されるファイル
- acad.exe (AutoCAD の場合)
- acadaut.reg
- acadres.dll (AutoCAD の場合)
- acadvba.arx
- AcDim.arx
- AcEplotX.arx
- acgs.dll
- acLayerP.arx
- aclt.exe (AutoCAD LT の場合)
- acltres.dll (AutoCAD LT の場合)
- AcmuUI.arx
- AcToday.arx
- adlmres.dll
- adlmbase.dll
- adui15.dll
- anav.dll
- dswhip.dll
- Ereg.dll
- proxyID.dll
¥Support ディレクトリで更新されるファイル
- acadinfo.lsp
- acadinfomsi.lsp
- accov.mnl
- accov.mnu
- acinfomsi.lsp
¥Drv ディレクトリで更新されるファイル
Common Files¥Autodesk Shared ディレクトリで更新されるファイル
- acdb15.dll
- acutil15.dll
- acutXMLDOM15.dll
- atlast.dxt
- atlast15.dll
Copyright © 2002 Autodesk, Inc.